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年越しそばの風習から学ぶ業務フロー改善のヒント!

投稿日:2017年12月28日 更新日:

年越しそば

激務の師走も残すところ、あとわずかですね。
弊社も年末調整のお手伝いなどで繁忙期が続いております。

さて年末と言えば、紅白歌合戦、除夜の鐘と並んで昔から続いているのが
「年越しそば」
です。

ところで年越しそばっていつから続いているかご存知ですか?

年越しそばのルーツ

当たり前のように大晦日には蕎麦を食べるようになっておりますが、起源は江戸時代中期と言われています。もともと月末に蕎麦を食べる「三十日蕎麦」という習慣があったようで、これが転じて大晦日だけに変遷していったようです。

では、なぜ蕎麦を食べる習慣があったのか?
実は当時の江戸時代では脚気(かっけ)という病気が流行しておりました。現在の日本ではほとんど聞かなくなりましたが、数十年前までは脚気の検査が木槌のようなもので、膝を軽く叩いた時に反応するかどうか?というのが子供たちの間でちょっとした遊びになっていたこともあります。

話を江戸時代戻すと、
「そばを食べている人は脚気にならない」
という噂があったようです。
噂ではなくきちんとした理由があり、脚気になる原因が、
ビタミンB1欠乏
によって、心不全と末梢神経障害をきたす疾患だからです。
江戸時代に入ってから、主食のお米が玄米から白米になった為、ビタミンB1を摂取できなくなり、脚気が流行してしまったそうです。
つまりお蕎麦にはビタミンB1が豊富に含まれている為、脚気の予防につながったという訳です。

風習の意味を知ることの大切さ

年越し蕎麦には縁起を担ぐ以外にもきちんと意味があり、さらには健康的に理にかなっていたのだと知りました。

そして昔から続いている風習には生活に役立つ知恵がたくさん詰まっていて、それを習慣化する事で深い意味を知らなくても、人々が決まった季節に決まった行事をする事で、より良く暮らせるようになっていたのだということにも気付きを得ることができました。

何気なく

「いつもやってるから」
「親から代々受け継いでいるから」
「昔からのしきたりだから」

と思っていても、
調べるときちんと意味があり、理にかなっているということです。
これって仕事でもそうじゃないですか?

業務フローの見直しは仕事の区切りがつく年末年始に!

起業したばかりの会社だと、まだ業務フローというのが構築されていないかもしれませんが、3年も経てばある程度流れは出てくるのではないでしょうか?

例えば新入社員やアルバイト用のマニュアルであったり、工場だったら手順書だったりというものがそれにあたります。その通りに仕事や作業をこなしていけば、うまくいき結果や成果に結びつきます。

しかし、そこに至るまで工夫されてきた課程を知り、業務のルーツをたどる事で理解を深めることにより、ひとつひとつの仕事への取組みをしっかりとできるようになるのではないかと思います。それを習慣から風習まで落とし込めれば、きっと増収増益になることでしょう!

ただし、経営していく上で大事なのは時代の変化や、テクノロジーの進化により、業務フローは変わっていくということです。

今まで「当たり前」のようにやってきたことでも、一度ゼロベースで考えられるチャンスは、仕事が完全に止まる年末年始のような大型連休の時くらいのものです。

もちろん休息も大事ですので、
「どうして、こういう業務フローになったんだっけ?」
くらいのことを考えてみるだけでも、改善のヒントは得ることができるかもしれません。

来年もまた良い年にしていきましょう!

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